飼い犬が赤ちゃんの命を救った奇跡の瞬間とは

子どもと犬の間にある絆ほど、特別なものはないだろう。今回は、赤ちゃんの重大な危険に気づいた飼い犬がとっさにとった行動についての物語だ。命を救おうとしていたその犬の行動は、はた目にはまるで赤ちゃんを攻撃しているようにしか見えなかったという。

キッチンから見ていた母親はギョッとして、とっさにはどうしたらいいのか分からなかったという。もちろん、母親も、飼い犬が突然赤ちゃんを殺そうとしているのかと勘違いしたようだ。だが真実に気づいたとき、ホッと安堵したという。これを読んでいるあなたも、犬が何をしようとしていたかを知れば、同じように感じることだろう。さて、カーンの勇敢な行動は、自身の命さえ危うかったことについてご紹介しよう。さらに、他にも命を救った素晴らしい犬たちについてもご覧いただきたい。

スヴィリシック家、カーンの命を救う。そして物語は始まる。

Photo Credit: vedomosti.spb.ru
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キャサリン・スヴィリシックが長女のシャーロットを生んでから、もっと子どもが欲しいようには思えなかった。ただ、シャーロットが一人っ子として育っていくことがないよう、ドーベルマンのカーンを引き取ったのだ。カーンは前の飼い主から虐待を受け、動物保護シェルターに引き取られていた犬だった。

ドーベルマンは凶暴な犬種だとよく言われているものの、キャサリンはカーンが気持ちの優しい子だと感じていた。たいていの場合、大型犬は数日待っても引き取り手が現れない場合には殺処分となってしまうため、キャサリンはカーンの命を救ったことになる。当時、キャサリンはカーンがすぐにその恩返しをしてくれるとは夢にも思わなかった。

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犬を引き取ることを決意

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Photo Credit: Pinterest
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キャサリンにとって、犬を引き取る決断をすることはそんなに難しいことではなかった。犬がいる環境でキャサリン自身育ったこともあり、シャーロットにも同じような絆を犬と築いてほしいと思っていた。そして母親としても、2人目、3人目の子どもを作ろうとは考えていなかったのだ。ここで唯一難しかった決断といえば、どの犬種を引き取るか、ということだった。

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犬を引き取る上で大切なのは、子どもと仲良くできる犬種を選ぶことだ。カーンのようなドーベルマンは、家族に優しい犬種としての評判は持ち合わせていない。ならば、なぜキャサリンは思い切ってドーベルマンのカーンを引き取ることにしたのだろうか。次のページで、その理由が明らかになる!

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ドーベルマンは、誤解されやすい犬種

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キャサリンがシェルターでカーンを見たとき、その美しさに一目惚れしたといってもいいだろう。ドーベルマンがどういう風に言われているかについて知ってはいたが、カーンはどこか違うふうに感じてもいた。シェルターのスタッフと話すと、カーンは以前の飼い主から虐待を受けており、翌週には安楽死の処置を行う予定だということだった。

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周りの人が警告したにもかかわらず、キャサリンはカーンを引き取ることにした。どういうわけか、カーンは自分の命が救われたことを知っていたに違いない。キャサリンの家にカーンが初めてきたとき、まるですべてがうまくいくかのように思われたのだった。

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カーン、シャーロットと大親友になる

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Photo Credit: gentside.com
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キャサリンはカーンを徐々にシャーロットに紹介していった。この大型犬に幼児をいきなり紹介するのは得策ではないことを知っていたのだ。しかしながら、一旦シャーロットとカーンの間に絆ができると、2人はどこにいくのもいつも一緒だった。

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カーンは愛情深く、シャーロットが家中のどこにいこうとも追いかけていった。裏庭で一緒にはしゃぎ、寝るときも一緒だった。まるでシャーロットのボディーガードをしているようだったため、この後に起こったことは衝撃的だった。キャサリンはどうしていいのか分からなかった。このとき頭を一瞬よぎったのは、シェルターのスタッフが言った、カーンの虐待されていた過去だった。

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カーンは過去に虐待を受けているため攻撃的になるかもしれない

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Photo Credit: iStock.com/pailoolom
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カーンがシェルターに引き取られていたとき、ひどい栄養失調状態だった。シェルターは、虐待し、ネグレクトしていた飼い主からカーンを救助したのだった。この血統書付きのドーベルマンは、ブリーダーに育てられた後、最悪な家に売られていた。

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栄養失調だった上、カーンはあちこち怪我をしていた。あばら骨は折れ、虐待を受けていたことは明らかだった。シェルターで働く人の中には、このような犬にとっての最高の人生は、もうこれ以上の人生を与えないことだと考えている人もいた。シェルターでキャサリンは、カーンがいつ攻撃的になるか分からないし、赤ちゃんがいる家には向かないと忠告を受けていた。

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カーンが攻撃的になると言った人は正しかったのか…

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Photo Credit: CertaPet
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人生を揺るがすほどの事件は、キャサリンがキッチンから2人を見ているときに起こった。カーンとシャーロットはいつものように裏庭で遊んでいた。突如、カーンが小さなシャーロットを鼻で押し始めたのだ。シャーロットがそれを無視すると、カーンはシャーロットをもっと強く押し、とうとうシャーロットは倒れた。そんなシャーロットのオムツをくわえて、なんとカーンはシャーロットを引きずり回し始めたのだった。

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血の気が引いたキャサリンは急いで駆け付けたが、間に合わなかった。カーンはシャーロットを庭の向こう側へと放り投げると、うなり声をあげた。シェルターの人が言っていたことは正しかったのだろうかとキャサリンが思いかけたとき、カーンは、その疑いがまったくの見当違いであることを証明してみせたのだ。裏庭で実際に起こっていたことは何だったのだろうか…

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カーンへの疑惑、まったくの見当違い

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Photo Credit: sopawfect.com
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結局のところ、シャーロットは無事だった。そして、カーンの恐ろしいうなり声は、実際には痛みのあまりあげた悲鳴だった。シャーロットを安全な場所に放り投げると、足を引きずるようにしてキャサリンのところまできて、ドサッと倒れたのだ。

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混乱とショックで戸惑いながらも、キャサリンは素早く状況を把握した。危険だったのは子どもの命ではなく、子どもの命を救った勇敢な犬の方だったのだ。アドレナリンが体中を駆け巡るのを感じながら、キャサリンはどうにかしてカーンを抱きかかえ、獣医のところへと連れて行った。カーンの命が助かるかどうかは、時間との勝負だった。

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カーンを攻撃したものの正体

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Photo Credit: Wild Herps
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獣医にかつぎこまれたカーンは、すぐに治療を受けることができた。獣医はカーンの右前足のすぐ上に噛まれた跡を見つけた。カーンは毒ヘビに噛まれたのだった。あのとき、カーンはシャーロットが毒ヘビに噛まれないように助けていたのだった。毒が回り、カーンは死のふちにあった。

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獣医は抗毒素を大量に投与した。この時点で、もう他に手の施しようもなく、ただただ待つしかなかった。実際には、キャサリンがもう少し動物病院に連れて行くのが遅かったら、カーンの命は救えなかったかもしれなかった。カーンを噛んだのはどのような種類の毒ヘビだったのだろうか。

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ムルガヘビ

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Photo Credit: Naturally South Australia
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誰も知る由もなかったが、カーンとシャーロットが裏庭でいつものように遊んでいたとき、ムルガヘビが茂みの陰にいたのだ。ムルガヘビは、キング・ブラウンスネークとして一般的に知られているが、世界でも有数の猛毒ヘビの一種である。

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スヴィリシック一家が暮らしているオーストラリアは、世界でも様々な種類の危険な動物が生息していることでも知られている。とはいえ、どこに住んでいたとしても、まさか裏庭に猛毒ヘビがいるなどとは夢にも思わないだろう。原因が分かったため、元に戻って、カーンの「突然の攻撃」に隠された真の理由を解き進もう。

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突然の攻撃、一転して勇敢な行動に

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Photo Credit: Naturally South Australia
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カーンがヘビを見つけたのは、シャーロットとカーンが裏庭で遊んでいたときだった。危険を察知したカーンは、シャーロットに移動させようとしたのだ。そしてそのために行ったのが、鼻先でシャーロットを押すことだった。ところが、シャーロットには意味がまったく伝わらなかったため、カーンは鼻でシャーロットを押し続けるほかなく、最終的にシャーロットをこかせてしまったのだ。このとき、カーンは素早くシャーロットのオムツをくわえて、少し離れたところへと放り投げた。

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キャサリンの目には、人生で最も恐ろしい光景のように映っていた。だが、カーンは、自分を助けてくれた家族を救うために、自分が唯一できることをしていたのだった。シャーロットは助かり、カーンはシャーロットの身代わりにムルガヘビに噛まれたのだ。この後は、カーンが生きようと闘う様子をご紹介する。

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カーンが助かる見込みは低かった

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Photo Credit: Pens & Patron
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キャサリンはカーンを救うため、動物病院まで車をとばした。ただ、キャサリンにはどうしようもないことがいくつかあった。カーンの命を救えるくらい速く連れてこれたのだろうか?毒ヘビの毒はどのくらい体に入ってしまったのだろうか?どんな種類の毒だったのだろうか?どのくらいの速さで毒は体中に回るのだろうか?

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カーンはシェルターから引き取られて、スヴィリシック一家とわずか4日間しか過ごしていなかったが、まるでもう何年も一緒に住んでいたかのように愛情を注がれていた。幸いにも、カーンは生きるために闘うことを諦めなかった。虐待を受けた飼い主の家でも何とか生き延び、やっと二度目のチャンスをつかんだのだ。生きることを諦めるわけなかった。

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物語の結末は3つの可能性を秘めている

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Photo Credit: Eastlake Vet Hospital
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ここまでで、この物語には2つの結末が考えられる。カーンが生きのびて幸せに暮らすか、ここでカーンが死んでしまうか。だが実は、3つ目の結論もあった。キャサリンが動物病院から帰宅する前に、考えられる結果すべてについて知らされていた。そのうちの1つには、カーンは生きのびたとしても、毒のせいで一生マヒが残るかもしれないというものもあった。

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カーンの血流にどのくらいの毒が入ってしまったかによるが、もしかすると死ぬほどではないかもしれない。大型犬の体重は45キロ程度あるため、毒ヘビに噛まれたところで生き延びるチャンスはあるのだ。さて、カーンの結末は一体どちらなのだろうか。

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カーン、動物病院で長い一晩を過ごす

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Photo Credit: Kiwi Report
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スヴィリシック一家は動物病院の営業時間が終わるまで、ずっとカーンの回復を待ち続けた。しかし、動物病院ではすでにできる限りの処置をほどこしているとも伝えられていた。抗毒素などの薬を投与された後、抗体を作ることができるかどうかはカーンにかかっていた。カーンは当然、入院することとなった。

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シャーロットとキャサリンは心配でたまらなかったが、帰宅して朝を待つしかなかった。キャサリンはカーンが死んでしまったらと思うと、心配で眠れなかったと言う。さて、カーンはどうなったのだろうか。そして、その後は…

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キャサリンとシャーロット、長い夜明け

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Photo Credit: Carestream Health
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キャサリンは完全な睡眠不足だったが、翌朝シャーロットを乗せて動物病院へと向かった。早く到着しすぎたために、動物病院が開くのを待たなければならなかったが、開くとすぐに中に通された。カーンは峠を越えていた。カーンは生き延びることができたのだ!

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実のところ、カーンは毒とよく闘い、体力を取り戻しつつあった。医者は、すぐに元のように元気になるだろうと伝えた。この奇跡的なニュースは、つまり、シャーロットはこれからも大好きな友達でも最大の味方でもあるカーンと一緒にいられることを意味していた。そしてもちろん、物語はこれで終わらない。

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カーンの血統は勇敢さで知られる

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Photo Credit: iStock/JamesBrey
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カーンは最悪の形でシェルターに引き取られたかもしれないが、純血種のドーベルマンは劣悪な環境にも耐えられる強さがあったに違いない。シェルターによると、カーンの祖父にあたるドーベルマンは、カーンがシャーロットを助けたように、小さな子どもを助けたことがある勇敢な犬だったという。

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カーンという名前はこの出来事の後、「素晴らしい犬カーン」と少し長くなった。勇敢さはカーンの一族の血統だったようだ。幸いにも、カーンは暴力的な飼い主から抜け出し、本当に愛してくれる家族を見つけることができた。次は、カーンの話がネット上で急速に広まる!をどうぞ。

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カーン、国際的に高い評価を受ける

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Photo Credit: Kiwi Report
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カーンが一見、幼児を攻撃したかに見えた行動が、実際には命を救う行動だったという話は世界中のメディアで取り上げられた。幸か不幸か、カーンは自分が有名になったことをまったく知らない。カーンはいつでもシャーロットの親友だと思っているようだ。

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一方、キャサリンはカーンが世界中で称賛を受けていることで、記者からカーンの勇敢な行動について尋ねられると、「もしカーンが金でできた餌皿がほしいならそうします。カーンにはこの先ずっと、命を救ってもらった恩があるのですから。」と答えている。カーンはスヴィリシック一家と幸せに暮らしていくことだろう。さて、彼らの現在の様子を見てみよう。

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カーンとシャーロット、今でも仲良し

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Photo Credit: Eternal Lifestyle
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カーンとシャーロットは今でも大の仲良しだ。2人は共に成長していく運命だったのだろう。この物語を読んで、ドーベルマンなどの「凶暴な」犬につきまとう不安が少しでも払拭されることを願っている。カーンは、大切な人を守るときだけ攻撃的になるのだ。

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勇敢な行動をとる犬は、何もカーンだけではない。他にも我々の目を引いた勇敢な行動を示した犬がいる。ナラというメス犬だ。ナラは大切な人を守るため、緑のモハベガラガラヘビの前に立ちはだかったのだ。お次は、ナラの話をご紹介しよう。

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ナラとコール、サイクリングに出かける

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Photo Credit: gofundme.com/nala-the-hero-boxer
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コール・ルイスとナラはある日、カリフォルニア北部でサイクリングに向かった。その日に何が待ち受けているかなど露知らず…。突然どこからともなく緑のモハベガラガラヘビが茂みから出てきて、攻撃をしかけてきたのだ!最初の一撃はどうにか逃れたが、次はそうもいかないだろう。

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ナラは、ガラガラヘビを前にして、コールをかばうかのようにコールの前に立った。ヘビは再び2人に襲いかかり、ナラの鼻を噛んだのだ!コールは必死になって走り、義父アンソニーに助けを求めた。2人は急いでナラを病院に担ぎ込んだ。

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ナラ、最高に勇敢な犬

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Photo Credit: gofundme.com/nala-the-hero-boxer
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後にレポーターに、ナラの勇敢な行動について尋ねられたコールは「ナラは一歩も引かなかったんだ。噛まれたときだって、クンクン鳴くこともしなかったよ。」と答えている。コールの義父がナラを噛んだヘビの種類を知っていたため、強い抗毒素が投与された。ナラは重体で、この数日間のうちに、今後の運命が決まるだろうと思われた。

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ナラは抗毒素が有効である最初の24時間、高気圧治療装置に入れられた。こうした治療のための高額な医療費を支払うため、コールと義父のアンソニーはGo Fund Meページを作って助けを求めた。こうした努力が実を結んだのをご覧いただこう!

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ナラとコール、再会する

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Photo Credit: upi.com
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数日間ペットが生死をさまよっている中、祈りながら待ち続けることは非常に辛いことだ。獣医からついにコールに連絡があり、ナラが回復に向かっていると聞いたとき、コールは大喜びした。数日ぶりにコールに会えたナラも、大親友の上にとびのるほどの喜びようだった。

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ナラを家に連れて帰ったとき、アンソニーは「ナラはシェルターの犬でした。私たちはそこからナラを引き取って、つまり命を救ったのですが、コールはナラに救われました。」と述べている。この出来事の後、コールはFacebookのページを作成し、人々に散歩道などで常に避けるべき起こり得る危険性について注意を呼びかけている。さて、人間の命を救った勇敢な犬について、さらに読み進めていこう。

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小型犬、災害から飼い主を救う

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この犬は、日本は宮古市に住むシーズーのバブだ。バブの体重はわずか4.5キロしかない小型犬だが、ヒーロー犬になるのは何も大型犬だけではない。2011年3月11日の朝、バブの飼い主である赤沼たみさん(83歳)は、バブの様子がいつもと違うことに気づいた。

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この日の朝の散歩はいつもよりも早かった。バブのリードをつけてから、たみさんは玄関を開けた。次に起こったことは驚くべき出来事だった... そしてたみさんはこの日の朝早くバブを散歩に連れて出て良かったと思うのだった。

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バブ、いつもと違う道へとたみさんを連れて行く

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たみさんがバブを連れて散歩に行こうと玄関をあけたとき、バブが近くの山の方へと行こうとしていることに驚いた。これは毎日の散歩コースとはまったく反対方向だった。珍しいことだなとは思ったが、バブが行きたい方へ散歩に行くことにした。

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地元紙の読売新聞では、当時の様子をこう記している。「たみさんの歩く速度が遅くなったら、バブは振り返ったという。それはまるでたみさんにもう少し早く歩くように促しているかのようだった。そしてたみさんが追いつくと、ひもを引っ張るようにして先へ先へと進んでいった。」バブはたみさんをどこに連れて行こうとしていたのだろうか。

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たみさんとバブ、山の頂上に到達する

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2人は山の頂上に着くまで、こうした速いペースで歩き続けた。そして、この後津波が宮古市を襲ったことを考えても、2人が十分高いところまで登っていたことは、信じられないほどの幸運だった。宮古市は海からわずか200メートルほどの位置にあった。

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宮古市の田老川向地域すべてが壊滅的な被害を受けた。たみさんの自宅も大きな津波で破壊されていた。賢いバブは、たみさんを当日の朝安全な場所へと連れ出したが、連れ出した先は最寄りの避難場所まで1キロ以内だったのだ。次は: 飼い主の代わりに声を届け続けた犬について。

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このゴールデンレトリーバー、ある人の超大親友

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Photo credit: WorldReportNow
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犬は人類の友とはよく言ったもので、このゴールデンレトリーバーは、ある人の大、大、大親友だ。それは2016年の大晦日の日、ミシガン州でのことだった。ボブは暖炉に使うための薪を集めに行った。不幸にも、そこで足を滑らせて転落し、首をひどく損傷した。外の温度はマイナス4度の中、ボブは身動きが取れなくなっていた。

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ボブの助けを求める声は飼い犬に届いた

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Photo credit: flickr/katedanger

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ボブは、誰か近隣の人の注意を引こうと叫び声をあげた。だが、一番近い隣の家は400メートルも先にあり、さらに時刻は夜10時半。近所の誰にもボブの声は届かなかったが、ボブのゴールデンレトリーバーのケルシーだけにはその声が届いたのだった。ケルシーは飼い主のもとに駆け付けると、そばに寄り添い、腕の上に座ると互いを温めた。

ボブは叫び続けたが、時間は刻々と過ぎていくばかりで、希望を失い始めた。夜が明けるまでに、声は枯れ、意識を失った。だがケルシーがボブに代わり、寒い冬空の下で、延々と吠え続けたのだった。

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ケルシーの鳴き声、報われる

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Photo credit: PetGuide
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翌日、隣人の1人、リックが卵を借りに来たとき、ケルシーが必死に吠えているのを耳にした。ボブの娘ジェニーはWYFFニュースに当時を振り返りながら語っている。「お父さんが意識を失う前、最後にケルシーに『すまない、生きようと頑張ったんだけど…』と言ったのを覚えていると、言っていました。」

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さらにこう続けている。「最後の方は覚えてないと言ってました。顔をケルシーの方に向けて『できる限りのことはしたんだけど』って言って意識を失ったようです。おそらくリックがお父さんを見つけてくれたのは、意識を失ってから1時間くらい後だと思います。」

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ボブ、手術室へかつぎこまれる

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Photo credit: Petoskey News
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ボブは地元の病院に緊急搬送された。チャイム・コーレン医師は脊髄減圧手術を実施し、その手術は成功した。ボブは徐々に回復し、理学療法を受けた後、すっかり良くなった。

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ボブはCBSに「私は2人の恩人にとても感謝しています。ケルシーは私を温め続け、助けを求めるために鳴き続けてくれました。そしてコーレン医師は命を救ってくれ、また元のように歩けるようにしてくれたのです。私にとって2人は真のヒーローで、生涯感謝し続けることでしょう。」と語っている。次は、命を救われた仔犬がヒーローに。仔犬は一体何をしたのだろうか。

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かつてのペチュニア、今はピーナッツ

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Photo credit: Facebook
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この可愛らしい仔犬の名前はピーナッツ。残忍な虐待を逃れ、ミシガン州のエスカナバにあるデルタ動物保護シェルターに引き取られた。このシェルターのFacebookには、ピーナッツについてこう掲載されている。

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「ペチュニアは4月に、足を2本骨折し、お腹の中にはたくさんのカーペットくずがあり、あばら骨が折れた状態でシェルターに引き取られました…。これは複数回の虐待によって起こったものです。今では回復し、虐待していた飼い主は最近になって動物虐待の罪で有罪判決を受けました。ペチュニアには新しい名前「ピーナッツ」と、新しく生きるチャンスをあげたいと思います。」

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ピーナッツ、シェルター犬からヒーロー犬に

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ピーナッツが受けてきた虐待の数々を思うと、生きてシェルターに引き取られたのは奇跡的なことだった。が、そんなピーナッツは人間に恩返しをする。心優しい女性がピーナッツを引き取ったのだが、後にデルタ動物保護シェルターにこう手紙を送っている。「今朝11時のことでした。家にいるピーナッツの様子が何だかおかしかったのです。」

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「階段を上がったり下りたりしながら、キャンキャン吠え続けているんです。そして下の階のガレージで何か作業をしていた主人のところに行き、まるで外に出たいと言っているかのようでした。主人はピーナッツが2階でバタバタと走り回っている音が聞こえていたと言っていましたが、理由を知りませんでした。」なぜピーナッツは興奮していたのだろうか。

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ピーナッツ、外に出たいと伝え続ける

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Photo credit: flickr/stanzim
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ピーナッツの新しい飼い主は、ピーナッツを引き取ってからそんなに間がないものの、それでもピーナッツがこんな状態なのは何かがおかしいに違いないことに気づいた。そこでピーナッツを連れて外に出ることにした。

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「主人がピーナッツを外に出すとすぐに、ピーナッツは家の裏に広がる原っぱに向かって猛スピードで走って行きました。」と、デルタ動物保護宛ての手紙には記されている。一体全体、ピーナッツはどうしたのだろうか。

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ピーナッツが発見したショックな出来事

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Photo credit: flickr/kurt-b
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特に凍えるようなミシガン州の朝、裏の原っぱでピーナッツが何を見つけたのか誰も予想することはできなかっただろう。手紙はこう続けている。「そこで主人はピーナッツの後を追いかけました。」

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「驚いたことに、3歳くらいの女の子が裸で丸まって震えているのを見つけたんです。主人は急いで抱きかかえると、トレーナーでくるみ、家の中に連れて入りました。そしてすぐさま911に通報しました。」その子どもは溝の中で見つかった。ピーナッツの飼い主はその子を家の中に連れて入ると、救急隊員が到着するまで女の子の体を温め続けた。

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小さな女の子にとっての新たな始まり

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Photo credit: Pixabay
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救急隊員や警察が駆け付けたとき、その女の子はたった一言しか発しなかった。「ワンワン。」幸いにも、体のどこにも異常はなく、低体温症も起こしてなければ怪我もしていなかった。その子の親が見つかった後、その女の子は児童養護施設に入れられた。そこではきちんと世話をしてもらえることだろう。

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ピーナッツは、自分の命を救ってもらったように、その女の子の命を救ったのだ。ピーナッツの飼い主は、ピーナッツの行動について感動的な賛辞を書き、手紙にしたためたのだ。

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ピーナッツを称えるパワフルな言葉

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Photo credit: uppermichiganssource
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ピーナッツの飼い主はこう記している。「ピーナッツは私たちにとって神様からの贈り物ですが、今や他の人にとってもそうなのです。私たちの生活にピーナッツがいることにどれほど感謝しているか、ピーナッツがどれほど素晴らしい犬なのかということについて、言葉ではとても言い尽くせないほどです。」

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「今、ピーナッツは私たちの家族の一員になりました。シェルターにいらっしゃる素晴らしい人々のおかげでピーナッツは生きています。ピーナッツがいなければ、ピーナッツの命だけでなく、この小さな女の子の命までが失われていたことでしょう。」次は、鼻をきかせてトラブルから救った犬の話だ。

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グレーハウンドのクローバーヘッドも、人の命を救ったヒーロー犬

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Photo credit: BigGeekDad
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ここまでのお話を読むと、シェルターから引き取られた犬は後々、人間を助けているようだ。もしかすると、新しく生きるチャンスを得たことに感謝して、特に助けを必要とする人間の存在に勘付くことができるのかもしれない。

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こうしたシェルター犬が人の命を救うことができる理由がなんであれ、自分の命をかけて他の人間を助けてくれるこうした犬達に感謝の気持ちでいっぱいだ。ここでもう1頭、グレーハウンドのクローバーヘッドという名のヒーロー犬についてご紹介する。

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エリン・クレイマー、クローバーヘッドに出会う

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Photo credit: AmazingDoggies
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インディアナ州シェルビービルに住むエリン・クレイマーは、2014年、グレーハウンド・ペット・オブ・アメリカのシェルビービル支部からクローバーヘッドという名の犬を引き取った。後にエリンがFox 59に語ったところによると、エリンと娘はクローバーヘッドに会った瞬間に「この犬だ」と運命を感じたという。

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「どういうわけか、この犬が私たちの家族になる犬だという確信めいたものを感じたのです。」エリンは述べている。エリンは愛情をこめてクローバーと呼んでいるこの新しいペットに、まもなく感謝することになる。

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エリン、病気で家にいる

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Photo credit: AmazingDoggies
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クローバーを引き取ってから数ヶ月後、エリンは体調を崩して仕事を欠勤した。クローバーが突然奇妙な行動を始めたのだが、エリンは何が起こっているのか最初まったく分からなかったという。

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まず、クローバーは鼻を壁に押し付けていた。そしてクローバーを外に出してやってもすぐに家の中に戻ってくるのだ。さらにクローバーは階段を上り、2階へ上がっていった。ようやくエリンはクローバーが何をしようとしているのか理解することになる。エリンが何を見つけたか、とても信じられないだろう。

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洗濯室でのガス漏れ

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Photo credit: flickr/aarongustafson
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エリンはクローバーに続いて洗濯室に入ると、あることに気づいて衝撃を受ける。「ガスが漏れ出ていたんです。」と、エリンはFox 59のインタビューに答えた。給湯器から天然ガスが漏れていて、しかも、かなり危険なことに、火花まで出ていたのだ。

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「(配管工が言うには)もしもこの漏れたガスに引火していたら、私たちの家だけでなく、周りの家何件かを巻き込むくらいの爆発が起きる可能性があった、ということです。」

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クローバーはヒーロー

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グレーハウンド・ペット・オブ・アメリカのシェルビービル支部長、マリリン・ハミルトンは、クローバーの活躍についてFox 59にこう語っている。「犬はとても直感的で、敏感です。そういう発見ができたことも、驚くことではありません。」

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エリンはクローバーが命を救ってくれたことに、称賛の言葉を惜しまなかった。「もし私たちがクローバーを引き取らなかったら、今日ここでインタビューを受けていることもないでしょう。」この犬は、正に「ヒーロー犬」と呼ばれるにふさわしいだろう。だが、家のガス漏れというのは、思った以上によくあることのようだ。クローバーのような状況で、飼い主をトラブルから救った他の犬についてもご覧ください。

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このかわいらしい犬がヒーローに!

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ハンターは、3か月のハスキーの雑種で、ミシガンヒューマンソサエティに保護されていました。新しい飼い主となったのティムとジルマクラティーは、ハンターに一目ぼれだったと言います。

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後にハンターは、彼の可愛さよりも、はるかに重要な何かで彼らを驚かせようとしていたことがわかりました。そう、マクラーティ一家に飼われてから数週間後、彼は命を救ったのです。

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夜中にハンターの鳴き声で起こされる

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Photo credit: flickr/pooniesphotos
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ある夜、ハンターはマクラティー夫婦のベッドで急に鳴き始め、その鳴き声が止まることがありませんでした。もっと眠りたかったけれど、しびれを切らしたジルは、何が起きているのか確かめようと、立ち上がりました。特になにもない様子だったので、彼女は犬を外に出そうとしましたが、彼はキッチンから動きませんでした。ジルはハンターを落ち着かせようとしてベッドに招き入れましたが、それでもまた彼はすぐにキッチンに戻りました。

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そして、ジルは、ストーブのバーナーの1つが、数時間前に行った夕食からまだオンになったままになっていることに気付きました。そう部屋中にガスが充満していたのです。

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感謝してもしきれない

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Photo credit: YouTube/Michigan Humane
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ジルは、バーナーをすぐさま止めました。そして、彼女が寝室に無事に戻るまでに、ハンターは、ずっとそこで彼女のことを見守っていました。その後、彼はぐっすり眠っていて、その夜の大仕事が終わったことを表していました。マクラティー夫妻は、このハンターへの感謝の気持ちをYouTubeビデオにしました。

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「彼は私たちの命を救った」とティムは言いました。 「その夜はもっと恐ろしいことが起こっていたかもしれない。」 ジルは「彼は本当に最高の犬です。」と続けました。ハンターも素敵な飼い主を見つけたようで、とても幸せそうです。