捨てられ立ち往生していた赤ちゃんヘラジカを育てた男、想定外の恩返しに悲鳴

シカ科の中でも最大級の大きさを誇るヘラジカは、一見したところトナカイのようで、トナカイの親せきのような動物です。しかし実際には、およそ450キロもの巨体を前にして怖じ気づく人も少なくありません。ただ、この物語に出てくるエリック・プルックはまったく恐れることはありませんでした。エリックは農家で、動物の世話に慣れていて、救助を必要とするヘラジカの赤ちゃんに出会ったときにそれが役に立ったのです。さて、ヘラジカと人間との間にどうやって一生ものの友情が芽生えたのでしょうか。さらにはそれが地域の狩猟活動にどのように影響を及ぼしたのでしょうか。

田舎暮らし

Erikas takes a photo in the forest with a selfie stick.
Erikas Plucas/Facebook
Erikas Plucas/Facebook

さて、この写真の男性が、リトアニアの農家エリック・プルックです。エリックの農園はすぐ隣に森があることから、自然の素晴らしさについては十分に知り尽くしていました。田舎に住みたいという人の多くがそうであるように、エリックは都市部の喧騒から離れて心穏やかに過ごしていたのです。

そして、たとえ人口の多い都市部から離れていても、エリックは友達に事欠きませんでした。そう、農園の動物だけでなく、隣接する森の野生動物に出くわすことも多かったのです。